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      遅発性ジスキネジアに対する治療剤『ジスバル®カプセル40mg』発売のお知らせ

      ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:關口修平、以下「ヤンセン」)は、小胞モノアミントランスポーター2(VMAT2)阻害剤である遅発性ジスキネジア治療剤『ジスバル®カプセル40mg』(一般名:バルベナジン、以下本剤)について、本日発売したことをお知らせいたします。

      本剤は、田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:上野裕明、以下「田辺三菱製薬」)が、本年3月に遅発性ジスキネジアを効能又は効果として製造販売承認を取得し、5月25日に薬価収載されました。
      本剤は、日本においては初めて遅発性ジスキネジアの治療剤として承認された医薬品であり、1日1回服用の経口剤です。

      遅発性ジスキネジアは、口腔顔面領域(舌、口唇、顎および顔面)、四肢および体幹の不随意運動を特徴とする神経障害です。重症になれば嚥下障害や呼吸困難を引き起こす可能性があり、重篤な状態になる患者さんもおられます。抗精神病薬(原疾患の治療に用いられる薬剤)などを長期間服用することで起こり、ドパミン受容体の感受性増加等が原因と考えられています1,2,3,4,5,6,7,8

      ジスバル®の情報提供については、田辺三菱製薬グループとパートナーを組むことで、幅広い医療関係者の皆様へ適切な情報をお伝えできると考え、2021年11月にコ・プロモーション契約を締結しています。ジスバル®の販売はヤンセンが行い、医療機関への情報提供活動については、田辺三菱製薬、吉富薬品株式会社およびヤンセンの3社共同で実施します。

      ヤンセン代表取締役社長の關口修平は、「この度のジスバル®の発売により、これまで治療薬のなかった日本の患者さんに、新たに治療薬をお届けできることを心から嬉しく思います。我々は今後もイノベーションを牽引し、遅発性ジスキネジアの患者さんの生活の質を改善できるよう、取り組んで参ります」と述べています。

      ジスバル®カプセル40mg(バルベナジン)について

      バルベナジンは、神経終末に存在するVMAT2を阻害することにより、ドパミン等の神経伝達物質のシナプス前小胞への取り込みを減らし、不随意運動の発生に関わるドパミン神経系の機能を正常化させます。米国では、ニューロクライン バイオサイエンシズ社が、2017年4月に遅発性ジスキネジアを適応症として承認を取得しています。田辺三菱製薬は、2015年にニューロクライン バイオサイエンシズ社 (米国)から、本剤に関する日本およびアジアの一部における独占的開発および販売権を獲得しています。

      製品概要

      製品名

      ジスバル®カプセル40mg (DYSVAL® capsules)

      一般名

      バルベナジン

      効能・効果

      遅発性ジスキネジア

      用法・用量

      通常、成人にはバルベナジンとして1日1回40mgを経口投与する。

      なお、症状により適宜増減するが、1日1回80mgを超えないこととする。

      包装

      100カプセル[10カプセル(PTP)×10]

      薬価

      40mg 1カプセル 2,331.20円

      製造販売承認日

      2022年3月28日

      薬価基準収載日

      2022年5月25日

      発売日

      2022年6月1日

      製造販売元

      田辺三菱製薬株式会社

      販売元

      ヤンセンファーマ株式会社

      プロモーション提携

      吉富薬品株式会社

      ヤンセンについて

      ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
      治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けします。私たちは循環器疾患、代謝・網膜疾患、免疫疾患、感染症・ワクチン、精神・神経疾患、がん、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。

      ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
      www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。

      ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。

      【本件に関するお問合せ先】
      ヤンセンファーマ株式会社
      コミュニケーション&パブリックアフェアーズ部
      E-mail: [email protected]

      1. 髙橋三郎, 大野裕, 監修. 染矢俊幸, 神庭重信, 尾崎紀夫, 三村將, 村井俊哉, 訳. DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル. 東京: 医学書院; 2014 p. 706.

      2. Emsley R, Niehaus DJH, Oosthuizen PP, Koen L, Chiliza B, Fincham D. Subjective awareness of tardive dyskinesia and insight in schizophrenia. Eur Psychiatry. 2011;26(5):293-6.

      3. Yassa R, Jones BD. Complications of tardive dyskinesia: A review. Psychosomatics. 1985;26(4):305-13.

      4. Strassnig M, Rosenfeld A, Harvey PD. Tardive dyskinesia: motor system impairments, cognition and everyday functioning. CNS Spectrums. 2018;23(6):370-7.

      5. Gregory RP, Smith PT, Rudge P. Tardive dyskinesia presenting as severe dysphagia. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 1992;55:1203-4.

      6. Goldberg RJ, Morris PLP, Lidofsky S. Tardive dyskinesia presenting as gastrointestinal disorder. J Clin Psychiatry. 1990;51:253-4.

      7. Bhimanil MM, Khan MM, Khan MFA, Waris MS. Respiratory dyskinesia — an underrecognized side-effect of neuroleptic medications. J Pak Med Assoc. 2011;61:930-2.

      8. Chiang E, Pitts WM Jr, Rodriguez-Garcia M. Respiratory dyskinesia: review and case reports. J Clin Psychiatry. 1985;46:232-4.