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      2. イムブルビカ®の電子添付文書一部改訂に伴い再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫に対しイムブルビカ®とベネトクラクスの併用療法が新たな治療選択肢として可能に

      イムブルビカ®の電子添付文書一部改訂に伴い再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫に対しイムブルビカ®とベネトクラクスの併用療法が新たな治療選択肢として可能に

      イムブルビカ®の電子添付文書一部改訂に伴い再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫に対しイムブルビカ®とベネトクラクスの併用療法が新たな治療選択肢として可能に

      日本国内のB細胞性腫瘍治療において豊富な臨床実績を持ったイムブルビカ®と、ベネトクラクスの併用療法で再発又は難治性マントル細胞リンパ腫に新たなアプローチを提供

      Johnson & Johnson(法人名:ヤンセンファーマ株式会社、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:關口修平、以下「J&J」)は27日、ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤「イムブルビカ®カプセル140mg」(一般名:イブルチニブ、以下「イムブルビカ®」)について、電子添付文書を一部改訂(自主改訂)した結果、イムブルビカ®とBCL-2阻害剤であるベネトクラクスの併用療法が、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫に対する新たな治療選択肢として患者さんに提供可能になることをお知らせいたします。

      今回の改訂内容は、ベネトクラクスに再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の効能又は効果が追加されたことに伴い、併用薬として使用されるイムブルビカ®の電子添付文書【7.用法及び用量に関する注意】項にて、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫おけるイムブルビカ®の投与時においては、「ベネトクラクス以外の抗悪性腫瘍剤との併用による有効性及び安全性は確立していない」旨を注意喚起するものです。

      イムブルビカ®とベネトクラクスの併用療法については、海外第III相SYMPATICO試験(NCT031121741及び国内第II相試験(M20-075試験2において有効性と安全性が検討されました。

      海外第III相SYMPATICO試験(NCT03112174)は、18 歳以上の267人の再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫患者さんを対象に、イムブルビカ®とベネトクラクス併用療法を、イムブルビカ®とプラセボ併用療法と比較する、多施設共同、無作為化、二重盲検試験です3。SYMPATICO試験において、イムブルビカ®とベネトクラクス併用群は、プラセボ併用群と比較し、無増悪生存期間(Progression Free Survival:PFS)において統計学的に有意な差を示し、主要評価項目を達成しました。イムブルビカ®とベネトクラクス併用群の安全性プロファイルは、各薬剤における既知の安全性プロファイルと一貫しており、良好な安全性プロファイルが示されました。

      また国内第II相試験(M20-075試験)は、日本人の再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫患者さん13人を対象に、イムブルビカ®とベネトクラクスを併用投与した試験です。本試験結果はhttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/M20-075)にてご覧いただけます。

      マントル細胞リンパ腫は、白血球に起因する進行性の血液がんです4。日本国内における患者数は約2,000人と推定されており5、女性よりも男性に多く、日本の悪性リンパ腫のうちの約3%を占めると推計されています6。マントル細胞リンパ腫は、現時点では治癒困難であり、進行期の患者さんにおいては、症状をコントロールし安定した状態をできる限り長く維持することが、治療目標となります。患者さんの予後は、ここ数十年で改善されてきてはいるものの7、再発したり治療抵抗性を示した場合には、複数の治療を受けることがあります8,9

      J&J Innovative Medicine Japan 代表取締役社長の關口修平は、次のように述べています。「マントル細胞リンパ腫は、未だに治癒困難な血液がんであり、ほとんどの患者さんが再発することから、より効果的な新しい治療法が待ち望まれている疾患です。この度、B細胞性腫瘍の治療において豊富な臨床実績を有するイムブルビカと、ベネトクラクスの併用療法が新たな治療選択肢となったことで、マントル細胞リンパ腫の治療に新たな変革をもたらし、患者さんの予後や生活の質改善に寄与できるものと期待しています」

      イムブルビカ®は、日本国内では2016年5月に発売され、現時点で慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分な場合)の4つの適応症で承認を取得しています。

      SYMPATICO試験について

      SYMPATICO試験(NCT03112174)は、18歳以上の1~5ラインの前治療歴を有する再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の患者さん267人を対象に、イムブルビカ®とベネトクラクスの併用療法を、イムブルビカ®とプラセボ併用療法と比較した国際多施設共同、無作為化、二重盲検試験3で、最新のデータは「The Lancet Oncology1に掲載されています。

      本試験では、イムブルビカ®560mgとベネトクラクス(5週間かけて400mgまで漸増)を1日1回、2年間投与した後、病勢進行もしくは許容できない毒性の発現までイムブルビカ®560mgを単剤投与した試験です。主要評価項目は、Lugano基準に基づき評価されたPFSです3

      試験の結果、観察期間中央値51.2カ月(四分位範囲:48.2~55.3カ月)の時点で、PFS中央値はベネトクラクス併用群で31.9カ月(95%信頼区間:22.8~47.0カ月) 、プラセボ併用群が22.1カ月(95%信頼区間:16.5~29.5カ月)(HR:0.65、95%信頼区間:0.47-0.88、p=0.0052)であり、ベネトクラクス併用群では統計学的に有意なPFSの延長が見られました。また副次的評価項目は、全奏効率(ベネトクラクス併用群82%、プラセボ併用群74%)、完全奏効率(ベネトクラクス併用群54%、プラセボ併用群32%)全生存期間中央値(ベネトクラクス併用群44.9カ月、プラセボ併用群 38.6カ月)でした。グレード3~4の主な有害事象は、好中球減少症(ベネトクラクス併用群31%、プラセボ併用群11%)、血小板減少症(ベネトクラクス併用群13%、プラセボ併用群8%)、及び肺炎(ベネトクラクス併用群12%、プラセボ併用群11%)であり、観察されたイムブルビカ®とベネトクラクス併用療法の安全性プロファイルは、各薬剤における既知の安全性プロファイルと一貫していました(データカットオフは、2023年7月5日)1

      イムブルビカ®について

      イムブルビカ®は、ヤンセン・バイオテック社とアッヴィ社の傘下にあるファーマサイクリックス社が共同開発・販売する、1日1回の経口剤です10。イムブルビカ®は、特定のがん細胞を含む正常及び異常なB細胞が増殖及び拡散するために必要とするブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)というタンパク質の働きを阻害します11。BTKを阻害することにより、イムブルビカ®は異常なB細胞を生存環境から切り離し、その増殖を抑制します12

      イムブルビカ®は、世界100カ国以上で承認されており、30万人以上の患者さんに使用されています13。第III相試験18試験を含め、50件以上の企業主導の臨床試験が行われており、11年以上にわたりイムブルビカ®の有効性と安全性を評価しています14,15。2021年10月に、イムブルビカ®はWHO(世界保健機関)の必須医薬品・診断薬リスト(EML)に掲載されました。このリストには、世界保健上の優先事項に対処しており、すべての人にとって入手可能で安価であるべき医薬品が収載されています16

      Johnson & Johnson について

      Johnson & Johnson (ジョンソン・エンド・ジョンソン、J&J)は、健康こそすべてだと考えています。ヘルスケアイノベーションにおける私たちの強みが、複雑な病を予防、治療、治癒し、治療をよりスマート化した、低侵襲なものに進化させ、一人ひとりの患者さんに合ったソリューションを提供することができる世界を築く力になります。Innovative MedicineとMedTechにおける専門性を生かし、将来の飛躍的な進化に向けてヘルスケアソリューションの幅広い領域でイノベーションを推し進め、人々の健康に大きなインパクトを与えていきます。

      日本におけるJohnson & Johnson Innovative Medicine について

      Johnson & Johnson Innovative Medicine は、米J&Jグループにおける医療用医薬品事業の名称です。日本では、1978年の設立以来、これまでヤンセンファーマ株式会社として、患者さんの治療に貢献する多くの医薬品をお届けしてきました。私たちは、アンメットニーズに基づく開発戦略のもと、注力疾患領域―がん、免疫疾患、精神・神経疾患、心・肺疾患、および眼疾患領域における学術および情報提供活動を強化しながら、私たちの薬剤を必要とする全ての患者さんが適切なタイミングでベストな治療を選択するための活動を続けています。新しいJohnson & Johnson Innovative Medicineブランドとともに、私たちは、今後も医療の未来を切り拓き、日本の患者さんに革新的な医薬品をお届けしていきます。

      Johnson & Johnson Innovative Medicineに関する詳しい情報はinnovativemedicine.jnj.com/japanをご覧ください。また、www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。

      将来に関する記述

      このプレスリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、製品開発及びイムブルビカ®の潜在的なベネフィットに関するものです。お読みの際には、これらの将来の見通しに関する記述のみに依拠しないよう、ご注意ください。これらの記述は、将来の事象に関する現時点での予測に基づいています。

      基礎となる前提が不正確であると判明した場合、あるいは既知もしくは未知のリスクや不確実性が現実化した場合、実際の結果は、ヤンセンファーマ株式会社、Janssen Research & Development, LLC及び/又はジョンソン・エンド・ジョンソンの予測や見通しと大きく異なる可能性があります。

      リスクと不確実性には、臨床的成功及び規制当局からの承認取得など、製品の研究開発に伴う課題や不確実性、商業的成功に伴う不確実性、製造上の問題又は遅延、競合他社による技術進歩、新製品開発、特許取得、特許に対する異議申し立て、製品回収又は規制当局による措置につながる可能性、製品の有効性又は安全性に関する懸念、ヘルスケア製品及びサービスの購入者の行動や支出パターンの変化、世界的な医療改革などの適用される法律や規制の変更、医療費抑制への動きなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。

      これらのリスクや不確実性、その他要因の詳細と一覧については、最新のForm10-Kに基づくジョンソン・エンド・ジョンソンの年次報告書の「将来予測に関する記述に関する注意事項(Cautionary Note Regarding Forward-Looking Statements)」、「リスク要因(Item 1A)」のセクション、又はジョンソン・エンド・ジョンソンの四半期報告書(From 10-Q)及び米国証券取引委員会へのその他の提出書類をご参照ください。

      これら書類は、オンライン(www.sec.gov, www.jnj.com)でご覧いただくか、もしくはジョンソン・エンド・ジョンソン宛てにご請求ください。ヤンセンファーマ株式会社、Janssen Research & Development, LLC及びジョンソン・エンド・ジョンソンは、新たな情報や今後の事象・変化などに基づいて、将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。

      【本件に関するお問合せ先】
      Johnson & Johnson Innovative Medicine
      コミュニケーション&パブリックアフェアーズ部
      E-mail: [email protected]

      参考文献

      1. Wang, Michael et al. Ibrutinib plus venetoclax in relapsed or refractory mantle cell lymphoma (SYMPATICO): a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 study. The Lancet Oncology, Volume 26, Issue 2, 200 – 213
      https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(24)00682-X/abstract

      2. Phase 2 study of ibrutinib plus venetoclax in Japanese patients with relapsed/refractory mantle cell lymphoma. Int J Clin Oncol.2024 Feb;29(2): 232-240.

      3. https://clinicaltrials.gov/study/NCT03112174?cond=SYMPATICO&rank=1

      4. Lynch D, et al. Mantle Cell Lymphoma. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2020 Jan.

      5. Portal Site of Official Statistics of Japan(e-Stat). based on Patients Survey in 2020 https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0004002720
      Accessed March 2025.

      6. Chihara D, et al. Prognostic model for mantle cell lymphoma in the rituximab era : a nationwide study in Japan. Br J Haematol. 2015; 170(5): 657-668.

      7. Buege MJ, et al. Management of mantle cell lymphoma in the era of novel oral agents. Ann Pharmacother. 2020; 54(9): 879–898.

      8. National Cancer Institute. Stages of adult non-Hodgkin lymphoma. Available at: https://www.cancer.gov/types/lymphoma/patient/adult-nhl-treatment-pdq#_158. Accessed March 2025.

      9. Silkenstedt E et al. Mantle cell lymphoma - advances in molecular biology, prognostication and treatment approaches. Br J Haematol. 2021;195(2):162-173.

      10. European Medicines Agency. IMBRUVICA Summary of Product Characteristics. September 2023. Available at: Imbruvica, INN-ibrutinib (europa.eu)  Last accessed: March 2025.

      11. Turetsky A, et al. Single cell imaging of Bruton’s tyrosine kinase using an irreversible inhibitor. Sci Rep. 2014;4:4782.

      12. de Rooij MF, et al. The clinically active BTK inhibitor PCI-32765 targets B-cell receptor- and chemokine-controlled adhesion and migration in chronic lymphocytic leukemia. Blood. 2012. 119(11):2590-2594

      13. J&J Data on File (RF-419273). Global number of cumulative patients treated with Ibrutinib since launch. June 2024

      14. ClinicalTrials.gov A Study of the Combination of Ibrutinib Plus Venetoclax Versus Chlorambucil Plus Obinutuzumab for the First-line Treatment of -Participants With Chronic Lymphocytic Leukemia (CLL)/Small Lymphocytic Lymphoma (SLL) (GLOW). Available at: https://clinicaltrials.gov/study/NCT03462719. Last accessed: March 2025

      15. Pollyea DA, et al. A Phase I Dose Escalation Study of the Btk Inhibitor PCI-32765 in Relapsed and Refractory B Cell Non-Hodgkin Lymphoma and Use of a Novel Fluorescent Probe Pharmacodynamic Assay. Blood. 2009. 114(22): 3713

      16. World Health Organization. WHO prioritizes access to diabetes and cancer treatments in new Essential Medicines Lists. Available at: https://www.who.int/news/item/01-10-2021-who-prioritizes-access-to-diabetes-and-cancer-treatments-in-new-essential-medicines-lists Last accessed: March 2025.